社員インタビュー

- ディレクション部 ディレクタ リーダー
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O・A
中途入社 / 4年目
ディレクタは、何を見ているか
アップフロンティアでのプロジェクトチームは、基本的にはプロデューサー、ディレクタ、
テクニカルディレクタ、そして、プログラマーを配した4〜5名のメンバーで構成される。
主に技術面の統括を担うテクニカルディレクタに対し、ディレクタはクライアントの要望を
構成に落とし込み、具体的な画面イメージや保守・運用性も考えた全体的な構成をエンジニアとすり合わせる。
「基本的にはエンジニアリング以外の部分…具体的にはスケジューリングや、
見た目、つまり画面の構成要素の整理と、デザイナーへの橋渡し、そして、テストの設計などを担います。」
ディレクタには、それぞれの持ち場の人間が何をし、どういうことが起きているかを的確に捉える視点と、
そこで使われる技術・マネタイズに対しての知見も求められる。
「最終的な決定はプロデューサーが下すにしても、作業についてはもちろん、見積もりの妥当性、
価格競争力についても、ディレクタは総合的・客観的に判断できる能力を持ち合わせていなければいけないと感じてます。
加えて、その視点を持って、チーム単位での競争力についても考えることが必要になります。」
フェアであるということ
周りから厳しいと評されることもある。論理的に考え、言うべきことは言う。
それが、内外からの信頼にもつながっている。自身、“公正”という言葉が好きだという。
「基本的にフェアであること、それを常に心がけています。
お客様に対してはできるだけ誠実でいたい。品質面、価格面で、どうなのか。
そのことを現場にいながら客観的に評価できる立場にいるのがディレクタだと思っています。」
アップフロンティア以前は、Webディレクタとして自社サービスのWebディレクションや、
マーケティング部門での分析業務を行ってきた。
「これまでの会社では、それぞれ役割が決まっていてスタンドプレイが多かったんです。
今のように複数のメンバーで一つのプロジェクトを動かしてゴールに向かっていく経験は多くありませんでした。
なので、当時は仕事が雑にならないように自分に厳しく、対価以上の仕事ができているかを意識してきました。
その経験があるので、メンバーに対する要求度が高くなりがちなのかもしれません。」
今まではマーケティングとデザインに関する知識があれば、こと足りた。
「でも今は、さらに様々な業種の動向、UX/UI、プラットフォーム、開発内容の知識も必要です。
サーバ、クライアントでディレクタが分かれている訳ではないので、複数の分野の知識を並行して勉強することも多いです。」
常に学ぶ姿勢が、成長や成果につながっていく
今はむしろ勉強することが好きになったという。
「学ぶことが、ダイレクトに自分の成長や成果につながるのを実感します。
周りのメンバーが新しい情報に敏感なので、いろいろ教わる。
ここは年上の人でもすごく勉強していて、新しい技術や情報に対して貪欲。そこが新鮮でした。」
ここは、新しい技術に関する感度が高く、勉強・吸収できる土壌が整っている環境。
「新しいことを吸収する意欲があれば、成長できる環境があります。
多彩なスキルを鍛えることができるし、社内が常に活発に今の技術動向を共有しているので、先端を肌で実感できる。
自分で手を上げれば、どんなことにも挑戦させてくれる寛容さもあります。」
“フルスタックエンジニア”という言葉がある。
一人で何役ものエンジニア業務をこなす人材を指す。
「ディレクタとして、そういうオールマイティな存在になれたら理想的です。
技術について幅広い知見があって、プロジェクトマネジメントもしっかりできて
お客様の要望に対しては、こういう技術を組み合わせることで、こんな解決策が可能ですと、即座に解を提示する。
そうなるにはまだまだ道が長いですが、もっと探究心を持って、新しいことを吸収していく必要があると思っています。」
ディレクタとは、俯瞰しながら冷静かつ冷徹に世界を見通す目を持つ人を指す。
その清楚な佇まいと涼やかな視線は、いつも本質を見極めている。
- VIEW POINT
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的確に事象を掴んで、きっぱりと明快に表現する。
透明感のある心地よい声のトーンと相まって、シャープな印象を醸し出す。
何事にもフェアを貫くその姿勢は、曖昧がまかり通る世情にあって、頼もしく、そして貴重である。
インタビュワー:高梨 哲